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Wi-Fiでよく見かける「2.4Ghz」と「5Ghz」 って何が違うの?

(※イメージ画像です)

こんにちは。

前回の「VUCA」のコラムはいかがでしたか。

今回はWi-Fiに関してよく聞く言葉「2.4Ghz、5Ghz」に関するコラムです。

<2.4GHzと5GHzってそもそも何のこと?>

2.4GHzと5GHzは、無線通信において使用される異なる周波数帯域を指します。

これらの周波数帯域にはそれぞれ特定の特性があり、適する利用状況が異なります。

以下に、2.4GHzと5GHzの主な違いについて詳しく説明します。

<2.4GHzと5GHzの主な違い>

・周波数帯域

2.4GHz:2.4GHzは、2400MHzから2483.5MHzの範囲を指します。

この帯域は一般的に広く利用され、無線LANWi-Fi)、

Bluetooth、家電機器などが使用しています。

5GHz:5GHzは、5000MHzから6000MHzの範囲を指します。

この帯域は、最近の無線通信規格や高速の無線LAN規格(802.11acや802.11ax)で

広く利用されています。

帯域幅

2.4GHz:2.4GHzの帯域は比較的狭く、

通常20MHzまたは40MHzの帯域が利用されます。

これにより、同じ周波数を共有する複数のデバイスが存在すると、

干渉が発生しやすくなります。

5GHz:5GHzは2.4GHzよりも広い帯域を提供し、

20MHz、40MHz、80MHz、160MHzなどの帯域幅が利用されます。

広い帯域を使用できるため、高いデータ転送速度が可能であり、

同時に多くのデバイスが利用できます。

・干渉と混信

2.4GHz:2.4GHz帯域は広く普及しているため、

多くのデバイスが同じ帯域を使用します。

これにより、干渉や混信が発生しやすく、

無線通信の安定性や速度が低下する可能性があります。

5GHz:5GHz帯域は一般的に混雑が少なく、帯域が広いために干渉が少ないです。

これにより、より高いデータ転送速度と信頼性が期待できます。

・伝送距離

2.4GHz:2.4GHzは低い周波数帯域であり、

壁や障害物を貫通しやすい性質があります。

そのため、伝送距離が5GHzに比べて長い傾向があります。

5GHz:5GHzは高い周波数帯域であり、壁や障害物に弱い傾向があります。

そのため、2.4GHzに比べて伝送距離は短いですが、高いデータ転送速度が可能です。

・対応規格

2.4GHz:2.4GHz帯域は初期の無線LAN規格から利用されており、

802.11b/g/nなどが対応しています。
5GHz:5GHz帯域は最新の無線通信規格で利用され、

802.11a/n/ac/axなどが対応しています。

高速通信や大容量データの伝送に対応しています。

・利用シナリオ

2.4GHz:2.4GHzは一般的な家庭用Wi-FiBluetoothバイス

一部のIoTデバイスなどで利用されます。

5GHz:5GHzは高速なデータ転送が必要な場面で利用されます。

例えば、ビデオストリーミング、オンラインゲーム、

企業のネットワークなどで使用されます。

(※イメージ画像です)

<まとめ>

2.4GHzと5GHzはそれぞれ異なる特性を持ち、

環境や利用シナリオによって選択されます。

2.4GHzは広く普及しており伝送距離が長い反面、干渉が発生しやすいです。

一方で、5GHzは高いデータ転送速度が可能で干渉が少ないが、

伝送距離が短いという特性があります。